主の恵みは全ての者に

神は言った。「終わりの日」に神が全ての人にご自分の霊を注いでくださる。すると、子どもたちは預言し、青年は幻を見、老人は夢を見る。その日、わたしのしもべにも、はしためにも、わたしの霊を注ぐ。使徒2:17,18

 ペテロは「預言者ヨエル」の預言を引用しています。ヨエルとは、紀元前790年ころに活躍した預言者で、その預言の中で、(神から離れ、不信仰に陥った)南ユダに対して「主に立ち返るように」警告していると同時に、「回復する」ことについても預言しています。この回復の預言こそ、ヨエルの預言と呼ばれるものです。神から心が離れ、不信仰に陥った南ユダに対して神は(バッタやいなごの大軍勢を送り、食物を食い荒らして)懲らしめを与えるけれども、人々が悔い改めて「主に立ち返った」ならば、「終わりの日」には全ての人たちに「回復」のための霊を注ぐ、との預言をしています。この「終わりの日」とは世の終末のときのことを示しています。ヨエルの預言を引用して、ペテロはエルサレムのユダヤ人たちに、「今こそヨエルの預言が成就したのであり、「聖霊」がすべての人々に注がれました。イエスを十字架につけたことを悔い改め、イエスを救い主として信じなさい。そうすれば(真に)救われて聖霊が与えられるから」と、大胆に説教しました。

 ペテロが力強く証ししたかったのは、①「主イエスこそキリストである」ということと、②「主イエスを信じるならば(その証拠に)聖霊が与えられる」ということです。ヨエルは、聖霊が与えられると、神はその人にビジョンを与え、夢を与え、神の言葉を授けてくださる」と預言しました。そして、ペテロはそのヨエルの預言が(ペンテコステの日に)成就したと語りました。皆さんには様々な「夢」があると思いますが、クリスチャンなら誰でも(今すぐにでも)見てみたい「夢」とは何だと思いますか? それは、「天国」に入れていただけるという夢です。主の再臨があって教会が携挙され、その後地上の千年天国が終わるとき、最後の審判があり、神を真中にして新天新地「天国」となる、、、そして、この天国に入れていただけることがクリスチャンとしての最高の「夢」じゃないでしょうか。 聖書によれば、この「夢」は必ず「成就」実現するのです。アーメン

 ヨエルの預言に戻りますが、神は民に「大きな試練」を与えながら、同時に「回復」を預言しました。神は「終わりの日」にご自分の霊を「すべての人に」注いでくださると約束されました。神は「しもべ」にも「はしため」にも「聖霊」をくださる約束をなさいました。しもべ、はしためとは「奴隷」のことですね。すなわち、神は(どんなものであっても)すべての人に聖霊を注ぐと、約束されたわけです。ですから、わたしたちも聖霊をいただいているわけです。そして、主にあって見させていただける「天国の夢」を、わたしたちは見させていただいているのですから感謝ですね。

 神は「主に立ち返る者には」聖霊をくださり、わたしたちを罪の滅びから、永遠のいのちに回復させてくださるお方です。わたしたちの価値観を、自分中心から神様中心に大逆転させて回復させて下さるお方。このことを、わたしたちはぜひ伝える者になりたいと思います。