バプテスマを受けてキリストにつく者とされたあなたがたはみな、キリストをその身に着たのです。」ガラテヤ3:27
野球の大谷翔平選手が、日本の教科書(小5算数)に載ったそうです。大谷選手と言えば、「二刀流」選手として有名になり、2021年米国MLB(アメリカン・リーグ)でMVP(最優秀選手)になったことで大変話題になりました。しかも、今年のWBC(世界野球)でも日本チームの優勝に貢献し、やはりMVPに選ばれました。今や、大谷選手が登場するだけで、経済効果が上がり、大谷フィーバーは世界中で止まりません。世界中の子どもたちが、「大谷選手のようになりたい」と憧れるのもわかります。
「憧れ」と言えば、私たちクリスチャンは(みな)イエス様のようになりたいと願っています。もちろん、イエス様は神様なので、人が人を憧れるのとは違って、私たちは(みな)主を崇め、主のように神に従うものになりたいと願うわけです。しかし、日々生活する中で、私たちは何度も失敗や過ちをくり返しながら、自信を失い、うなだれてしまうことがあります。そのような私たちに、神は(パウロが書いた手紙を通して)光をあててくださり、慰めと希望を常に与えてくださいます。
ガラテヤ3章26節において、パウロは、「あなたがたはみな、キリスト・イエスに対する信仰によって、神の子どもです」と語り、つづく27節では「バプテスマを受けてキリストにつく者とされたあなたがたはみな、キリストをその身に着たのです」とも語りながら、ガラテヤ諸教会の異邦人クリスチャンたちを励ましています。そして、この励ましは二千年のときを超えて、現在(教会に集められた)私たちクリスチャンへの励ましでもあります。すなわち、キリストの救いを信じる私たちは、みな、神の子ども(神のもの)であり、キリストの救いを信じてバプテスマ(洗礼)を受けたものは、みな、キリストをその身に着ている、と宣言しているのです。「バプテスマを受ける」というのは、「浸されて一つにされる」という意味があります。ちょうど、白い布を紫色の染料に浸せば、その布が紫色に染まるように、、、キリストの救いを信じてバプテスマを受ける者は「イエス様と一つにされる」ということなのです。すなわち、イエス様が、あなたの罪の身代わりに十字架で打たれ、死んでくださったということは、、、神がキリストの犠牲に免じて、あなたのすべての罪を帳消しにして「罪なし」とされたのです。それゆえ、(三日後に)父なる神のご計画によって御子キリストが復活されたように、、、キリストと一つとされた「あなた」も、御子と同じように(死んでも)復活させていただけるのであり、、、キリストのように「完全な者に」変えられる約束をいただいているのです。
あなたは、イエス様の救いを信じて「キリストと一つ」とされているでしょうか。ちょうど、紫色の染料に(どっぷり)浸されたはずの布を広げてみたら、ところどころに(まだ)白い部分が残っているような、、、救いの確信があいまいな状態ではありませんか。ぜひ、みなさん、救いの確信をいただいて「キリストと一つ」とさせていただきましょう。
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