いつも喜んでいなさい。 絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。
第一テサロニケ5章16節~18節
きょうは、「いつも喜んでいなさい」との「みことば」を通して、わたしたちが逆境の中にあっても「喜ぶ」ことができる秘訣をご紹介します。
第一に、逆境においても喜ぶ秘訣とは、あなたが「神に救われている確信を得る」ことです。ルカ10章の中で、イエスさまが弟子たちを村々に遣わして宣教の働きをさせる場面が描かれています。やがて、弟子たちが宣教を終えて主のところに喜んで戻って来たとき、主は彼らに言われました。「悪霊どもがあなたがたに服従するからといって、喜んではなりません。」(ルカ10:20) イエスさまは、「目に見えることを見て一喜一憂してはならない」と言われたわけです。私たちは、祈りが答えられれば、必要な物が与えられれば、仕事や家庭が上手くいけば喜ぶわけですが、逆に祈りが答えられず、不足し、病になれば落ち込みます。私たちはその時々によって、喜んだり、落ち込んだりするものなんですね。ですから、私たちがいつも喜んでいるためには「目に見えることに左右されてはならない」と、主は言われたのです。主は「いつも喜ぶ」秘訣として、「ただ、あなたがたの名が天に書きしるされていることを喜びなさい」と言われました。「名が天に書きしるされている」とは、すなわち、「救われている」ということですね。これまで神さまとの距離を感じていたものが、キリストの救いをしっかり受け取り、神さまから完全に罪赦され、(天地を造られた)神の大きな懐(ふところ)に入れていただいている安心感こそ、救いの確信です。私たちは「神の救いを確信」するとき、どんなときでも喜ぶことができるのです。
第二に、逆境においても喜ぶ秘訣とは、「主と共にいることを喜ぶ」ことです。聖書によれば、主イエスの救いを信じる者の内には「聖霊」=主イエスの聖い御霊が住んで下さるとの約束があります。イエスさまは、信じる(あなた)を片時も離れず、あなたの内にいつも共にいてくださるから安心なのです。ですから、不安に感じた時には、あなたの内にいてくださる主に祈りましょう。主が平安をくださいます。
第三に、逆境においても喜ぶ秘訣とは、「主が人生のすべて導いてくださることを喜ぶ」ことです。最近、救いの確信をいただいて歩めることを主に感謝しています。救いの確信を得る以前のわたしは、自分の人生が、これからどのように進んでいくのか不安でした。しかし、イエスさまが(わたしの内におられ)人生を共に歩んでくださる確信を得た時、いつも平安で過ごせるようになりました。確かに目に見える状況は不安材料ばかりでも、人生をベストに導いておられる主が共におられ、天の御国に至るまで導いてくださる。聖書には「主にあって」「キリスト・イエスにあって」という「みことば」がありますが、私たちは主イエス・キリストの深い愛と赦しの恵みの中にあって安心と喜びに満ちていることを覚えたいと思います。
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