唯一まことの神を信じよ

「あなたには、わたし以外に、ほかの神々があってはならない。」出エジ20:3


 「あなたをお造りになった神様以外に、神々を作ったり、持ったり、拝んだりしてはならない」と聖書は語ります。それには三つの理由があります。

 第一に、人が自分で作った神々によって、人は萎縮し、本来の力を発揮することができなくなってしまうからです。ところで、人は「自分の作った影」におびえることがないでしょうか。例えば、箱根駅伝で「青山学院」と聞くと、大学駅伝絶対王者と感じませんか? 高校野球で「大阪桐蔭」と聞くと、相手校選手は嫌な気持ちになりませんか? それは、人は心理的に押さえ込まれやすいからです。そうなると、人は本来の力を発揮することなどできなくなります。しかし、いくら強いといっても、プレーをしているのは同じ大学生や高校生です。つまり、自分たちと同じ年頃のただの人間なのです。このただの人間にすぎない大学生や高校生たちを、どんなに努力しても勝てっこない存在に作り上げている限り、勝てるものも勝てなくなってしまいます。この、本来弱さを持つものを、実際以上にすごい力を持つもののように崇めるとき、それはその人にとって偶像や神々になってしまいます。世の中で誠に畏れるべき存在は、あなたをお造りになった神だけなのです。

 第二に、神ではないものを神のように考えやすいものの代表、それは「自分自身」ということです。例えば、商売で人がものを売る時には、人に頭をさげますね。一方、頭をさげられた客は何を誤解したのか、自分のことを神のように考えている人がいます。スーパーやコンビニで働く人々の約7割が、お客さんからの「死ね」「辞めろ」などの暴言や悪質なクレームを受けた経験があるそうです。どうして、こんな態度になってしまうのか。それは、自分中心に、自分のことを神のように思っているからです。しかし、この生き方は不幸ですね。そのような人に、本当の友となる人はいなくなるからです。なぜなら、自分を支配する人を誰もが敬遠するからです。

 第三に、あなたが創造主以外に神々を持つ限り、本当の平安はやってこない、ということです。神々っていうのは、自分の安心のよりどころのことです。別の言葉では偶像とも言います。人間は不安を解消するために、次々といざというときの「依存先=頼みの綱=偶像」を作り出すのではないでしょうか。ある人にとっては、お金や財産が神様です。ある人にとっては、人々からの人気が神です。またある人々にとっては、自分の子どもが安心のよりどころとなる神です。しかし、財産というのは持てば持つほど、それが失われたり減ったりしないように、という別の心配の種になるのではありませんか? また、自分の子どもというのは親がしがみつけばしがみつくほど離れていくものなのです。しかし、あなたがどんなにしがみつこうが、決してあなたを嫌うことのない神様がおられます。それは唯一まことの神様です。あなたを造り、あなたを今まで生かし、あなたに人生の目的を持っておられる、創造主なる方です。

 2019年、まず、この唯一の神を、ご自分の神として仰ぎ、受け入れる決心をなさってください。