イエスは彼らに言われた。「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。」 シモン・ペテロが答えて言った。「あなたは、生ける神の御子キリストです。」 マタイ16: 15,16
きょうは、弟子ペテロがイエス様の前で素晴らしい「信仰告白」をした場面から学びましょう。
イエス様が弟子たちを連れて、ガリラヤ湖の北東部にある町、ピリポ・カイザリヤに出かけたときのことです。イエス様は弟子たちにこのように尋ねましたす「人々は、わたしのことを誰だと言っていますか。」弟子たちは、人々がイエス様のことをバプテスマのヨハネか、エリヤか、それともエレミヤではないかと噂されていますと答えました。すると、イエス様は弟子たちに尋ねました。「あなたがたは、わたしを誰だと言いますか。」 このとき、弟子のシモン・ペテロが答えて言ったんですね。「あなたは、生ける神の御子キリストです。」
これはペテロの素晴らしい信仰告白でした。イエス様はペテロの信仰告白を聞いて喜ばれ、天の父なる神をたたえられました。イエス様はこのペテロによる信仰告白を境にして、弟子たちに十字架の話をし始めました。いいよいよその時が近づいていると悟られたのでしょう。
さて、ペテロの信仰告白はどうして素晴らしいのでしょうか。実は、イエス様一行がこのとき目指していた町 ピリポ・カイザリヤは偶像の町だったんですね。当時のユダヤの王ヘロデ・ピリポは父親同様にローマ皇帝を神として崇拝していました。そして、町に自分の名前と崇拝する皇帝の称号をつけたんですね。すなわち、ピリポ・カイザリヤにはギリシャ神殿が建てられ、多くの偶像が置かれていました。とりわけ、この神殿は、大きな大きな赤茶けた岩肌がつつく断崖絶壁の一角に設けられていましたから、この岩肌は非常に印象的な光景です。しかも、岩肌には無数の偶像が彫り込まれていました。おそらく、イエス様一行がピリポ・カイザリヤの町に近づくと、この岩肌が遠くに見えていたと思います。 ペテロの信仰告白を思い出してください。 「あなたは、生ける神の御子キリストです。」 ペテロは皇帝崇拝の町、偶像がたくさん彫り込まれた岩肌を前にして「信仰告白」したんですね。だからこそ、イエス様から大変に褒められました。
あなたは、偶像だらけの日本の社会の中で、「イエス様こそ、わが救いです。」と信仰告白できますか。あなたの家族の中で、親戚の中で、地域の中で、職場や学校において、堂々と信仰告白ができますか。わたしたちは教会における礼拝の中で信仰告白することは容易にできますが、取り巻く社会環境において、また逆境の中で信仰告白することが大切なのではないでしょうか。わたしたちの逆境には、病や突然に起こる事故、災害もあるでしょう。そのような中にあっても「信仰告白」できる私たちにさせていただきたいと願います。
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