天に国籍を持つとは

けれども、私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主としておいでになるのを、私たちは待ち望んでいます。ピリピ3:20

 ここにキリストを信じる者への三つの希望が約束されています。

 第一に、私たちの国籍は天にあるという希望です。国籍が天にあるとはどういう意味でしょう。罪の赦しが与えられているという意味です。なぜなら、天国とは罪赦された者だけが行ける国だからです。一体、どのようにして人は罪赦されるのでしょうか。それは、キリストの身代わりの死を信じることによってです。 イエス様は毎日のように時の権力者に狙われ、罠にかけられそうになり、そして、いのちの危険にさらされていましたが、ひるむことなくエルサレムに進んで行かれ、十字架の上で死ぬために前進して行かれたのです。イエス様は何のために十字架に架かられたのでしょうか。それは、あなたに、天の国籍を与えるためです。あなたの罪をご自身の身に背負い、代わりに罪の刑罰を引き受けて死んで下さいました。そして、三日目によみがえり、死をも滅ぼして下さったのです。

 第二に、地上で生きる私たちには、天という国の保証と守りが約束されているということです。アメリカに長く住んでおられる方はグリーンカード(米国市民権)を取得されます。彼らは海外に行くときには米国のパスポートを使うのだそうです。なぜなら、旅先で何か事件やトラブルが起こった時、米国のパスポートを持っていると、米国領事館に助けを求めることが出来ます。米国は軍事力では世界で最大規模を誇ります。ですから、米国領事館に助けを求めることは米国の軍事力をバックにすることを意味するのだそうです。それで安全保障を得ているというわけです。さて、米国という国の国力、政治力、軍事力が、海外に出かけるとき、このように頼りになるものであるとするならば、ましてや全知全能、万軍の主なる神の国、天国の国民はどれほどこの世にあっても、神の守りの中にあると確信出来ることではないでしょうか。天に国籍を持つとは、神の全能の力によって守られる人生を生きる、という保証でもあるのです。何と頼もしいことではありませんか。

 第三に、クリスチャンにはもう一つの特別な希望が約束されています。それは。イエス様がクリスチャンを迎えに来て下さる約束です。復活されたイエス様は40日間弟子たちの前に現われ、オリーブ山から天に昇って行かれました。その時、イエス様は「わたしはまた来る」と約束されたのです。歴史の終わりにイエス様は再び天から空中まで降りて来られ、すべてのクリスチャンたちを一瞬にして空中まで引き上げられ、それから天に帰るんです。その時には、すでに亡くなったクリスチャンたちは新しい身体を持って復活し、生きているクリスチャンたちも新しい身体に変えられるのです。すべてのクリスチャンたちは病むことも、死ぬことも、老いることもない肉体に変えられ、空中でキリストに会い、また互いに再会を果たすのです。 どうぞ、あなたもキリストを信じ、罪の赦し、神の守り、キリストの再臨の望みを持つ人となって下さい。