イエスは、その話のことばをそばで聞いて、会堂管理者に言われた。「恐れないで、ただ信じていなさい。」マルコ5:36
九州地方、雨の被害で大変ですね。被災された方々が前を向いて歩んで行かれることを祈るばかりです。2011年の東北震災を思い出します。津波により、家や家族が流され、大勢の方々が亡くなりました。いまだに行方不明の方が多数おられます。津波の時に山に駆け上がって助かった中学生たちを校庭に集め、教師が子どもたちを励ましている姿が忘れられません。「みんな、がんばろう」そのように励ます言葉しかなかったように思います。大変な事態を前にして、人はただただ「無力」ですね。人には限界があります。「絶望」を前にするとき、「希望」は小さくされ、消えてしまいそうです。しかし、神には限界がありません。神、イエス様のお言葉には「権威」と「力」があります。私たちが神に信頼するとき、神は「御力」と「御ことばの権威」をもって、私たちから「恐れ」を締め出してくださいます。きょうは、ヤイロの娘を生き返らせた主のお話から、「恐れに勝利する秘訣」をご紹介しましょう。
会堂管理者ヤイロの娘が重い病にかかり、彼はイエスさまに娘を直してほしいと願い出ました。主は快諾し、ヤイロに案内されて家に向かいます。ヤイロの心に希望の光がさしました。しかし、そこに12年間長血を患っている女性が現われ、主から癒してもらうのでした。時間がどのくらい経ったのか分かりませんが、ヤイロの心はいら立っていたはずです。大切な娘が死にそうだったからです。そこに、ヤイロの家から「娘さんが亡くなりました」との連絡が入りました。ヤイロの心が「絶望」へと変わった瞬間でした。しかし、このとき、イエス様がヤイロに言われました。「恐れないで、ただ信じていなさい。」
イエス様は、なぜヤイロに「恐れるな」と仰ったのでしょうか。それは、イエス様には人を生き返らせる「力」があるからです。新約聖書には、主が人を生き返らせたお話が3つあります。ヤイロの娘、ナインの青年、そして、ラザロです。イエス様は、ラザロを生き返らせた時にも、わざわざラザロが死んだところに駆けつけます。なぜなら、主はラザロを生き返らせる力があることを示されるために、到着を遅らせたのです。ヤイロの娘の場合も同様です。イエス様には力があるのです。しかも、主は「わたし」や「あなた」の罪を消し去るために、主ご自身が十字架で死なれ、陰府(よみ)にまで下ってくださり、罪を完全に処分されたことを示されるために復活されたお方です。主の救いを信じる「あなた」は、主が死に勝利されたように、死で終わることがありません。復活するのです。主はあなたを「生き返らせる力」があるからです。
主はヤイロに「ただ信じていなさい」とも言われました。実際、このあと、ヤイロは主を信じて、主を娘のところまで案内したのです。そのとき、何が起こりましたか。主は娘を生き返らせてくださったのです。イエス様を前にして、わたしたちがすることは「ただ主を信じ続ける」ことだけです。そのことが、「恐れに勝利する秘訣」なのです。わたしたちクリスチャンも、大変なことが降りかかる時、希望を見失わないようにしたいと思います。
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